★こひつじ文庫だより No.48が発行されました★
5冊の本が紹介されています!
『おにいちゃんとおんなじ』
スーザン・ウィンター 文・絵 せなあいこ 訳 評論社
おにいちゃんのすることはなんでもマネをする弟や妹。
でもどこかおかしい。
よくある兄弟、兄妹の姿。
おにいちゃんの成長ぶりもよくわかる。
同じ作者の「ぼくのほうがえらい」とペアになった絵本。
『ねっこぼっこ』
ジュビレ・フォン・オルファース 文・絵 秦理絵子 訳
平凡社
まずは表紙をみてみましょう。
木の根っこの中に茶色い服を着て髪がぼさぼさの眠そうな子どもがいるでしょう。
この子たちがねっこぼっこです。
大地のお母さんに起こされて外の世界に出て行き、花や虫たちとすごします。
ねっこぼっこの目をとおして、不思議でなつかしい絵本の季節めぐりをどうぞ。
『海べのあさ』
マックロスキー 文・絵 石井桃子 訳 岩波書店
海べの家で暮らす一家の、何げないあさの風景。
あたりまえのできごとが、マックロスキーの手にかかると、あたたかな光でいっぱいになります。
せわしない現代社会に生きる私たちに、小さなしあわせを思い出させてくれる物語です。
じっさいに島でくらしていたマックロスキーの、すみずみまでこまやかに描かれた絵をお楽しみください。
『銀河鉄道の夜』
宮沢賢治 原作 藤城清治 影絵と文
一年に一度の星祭り、ケンタウルス祭の日、ジョバンニとカンパネルラは銀河鉄道に乗って度に出ます。
白鳥座の北十字、あるびれおの観測所、ふたごのお星さまのお宮、さそりの火、
そしてカンパネルラが一人で行ってしまった“ほんとうの天上”。
誰もが知っている宮沢賢治の世界に、美しい影絵が添えられています。
『The Anne of Green Gables Storybook』
L.M.MONTGOMERY 作 FLONA McHUGH 編 FIPEFLY BOOKS
朝のNHK連続テレビ小説「花子とアン」のアンは「赤毛のアン」です。
また、花子はこの本を最初に翻訳した村岡花子です。
「赤毛のアン」の原作をやさしい英語に書きなおしたのが、この“The Anne of Green Gables Storybook”です。
中学生ならきっと読めるでしょう。もし。英語が十分理解できなくても、アンやダイアナ、
そして美しいプリンス・エドワード島の写真が沢山のっていますので、
きっといろいろな「赤毛のアン」の世界が楽しめるでしょう。