マルコによる福音書9:38-50
38 ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」39 イエスは言われた。「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡を行い、そのすぐ後で、わたしの悪口は言えまい。40 わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。41 はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。」
42 「わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。43 もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命にあずかる方がよい。44 (†底本に節が欠落)45 もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両足がそろったままで地獄に投げ込まれるよりは、片足になっても命にあずかる方がよい。46 (†底本に節が欠落)47 もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出しなさい。両方の目がそろったまま地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても神の国に入る方がよい。48 地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。
49 人は皆、火で塩味を付けられる。50 塩は良いものである。だが、塩に塩気がなくなれば、あなたがたは何によって塩に味を付けるのか。自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。
今年の6月に、大阪第一、在日大韓教会のソンナムヒョン牧師が、ご挨拶に来られました。ソウルのヨンセ教会から派遣された宣教師です。ヨンセ教会は、キム・ヨング牧師が開拓した教会で、現在の主任牧師はそのお孫さんで三代目の牧師です。実は、韓国で事業をしておられた桝富安左衛門兄が(1911年~1915年頃の当教会員)が、初代牧師のキム・ヨング先生を彼の神学生時代から物心ともに支えました。ソンナムヒョン宣教師は、桝富さんとヨング牧師との出会いがなければ、ヨンセ教会は存在せず、自分が日本に来ることもなかったので、昔桝富さんがいた神港教会を是非訪れたい、また桝富さん関係の資料があれば、見せてもらいたい、とのことでした。二人の出会いはヨンセ教会の教会史に記されているそうです。
日本と韓国の教会には、教会独自の結び付きがあります。日本の教会には、その中での特別な悔い改めがあります。日本と韓国が政治的にどのようになっていこうとも、わたしの思いでは、韓国の教会と日本の教会は、平和に過ごす間柄です。 “説教「平和に過ごす決意と秘訣」岩崎謙 神港教会牧師(2019年8月25日準伝道礼拝)” の続きを読む